高齢者講習 認知機能検査ではイラストの覚え方がきわめて大切になってきます。
高齢者の免許更新の際、その人の記憶力を調べるために「手がかり再生」のイラストをどれだけ覚えられるかという検査が行われます。
イラストをどれだけ覚えているかどうかという検査内容以外には、「時間の認識」という検査がありますが、これは余程認知力が衰えていないかぎり簡単に答えられます。認知症以外の方はほぼ全員正解するでしょう。
認知機能検査を受検する方は、出題されるイラストを事前に覚えておけば一番問題ないですね。イラストを5つ正解すれば36点以上になり合格するからです。
でも「手がかり再生」のイラストはA、B、C、Dの4パターンがあり、全部で64枚のイラストです。しかも4パターンがすべて共通の手がかり(たとえば戦いの武器、楽器とか)で構成されていますからそのまま覚えるのはとても大変です。
そのうえ、実際の試験では、一度見せられたイラストをすぐ答えるのではなく、回答するまでの間に「介入課題」という指定された数字を消すという時間を調整されます。
認知力に問題がない限りイラストを5つ覚えるのはそう難しくはありません。
認知機能検査は認知力の衰えた人を見つけるための検査ですので、認知力が普通であれば問題なく答えられる内容です。
とはいっても、運転免許の更新を控えた高齢者の方のなかには、買い物や病院通いなどで車をどうしても必要とする方たちがいて、免許が更新できるかどうかとても不安になっている方もいらっしゃいます。
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高齢者だから免許証の自主返納が正しいという意見には賛成できません。
高齢者の方は何十年も車社会を生きてきました。車は生活の一部になっているのです。
免許を失う喪失感を想像してみてください。免許を失ってから生活のリズムがくずれ、認知力が急速に衰えていくとも言われています。
高齢者でも間違いのない安全な運転をする方はたくさんいらっしゃいます。
しかし、この人の運転は危ないなと感じさせる高齢ドライバーがいることも確かです。
高齢者の運転はみな危ないわけではないことを、よく理解していただきたいものです。
その見分け方は教習所での運転実地指導に任せるほかありません。
危険と判断された方には、自主返納を義務付けたり、あるいは安全装置付きの運転を義務付けたりの制度を充実してしていくしかありません。
私は、どうしても免許が必要な高齢者の方が、不安なく気持ちを楽にして高齢者講習の認知機能検査を受検できる手助けをしています。
私は2018年から「高齢者講習 認知機能検査 高得点対策」「高齢者講習 認知機能検査 完全攻略」の本を発行し、独特のイラストの覚え方で、数多くの高齢者の方のお役にたってきました。
これまでは本だけでイラストを覚えていただいていたのですが、多くの人はそれだけで十分マスターしていただいているのですが、なかには自分にはなじまないと言う方がいらっしゃったのも事実です。
普段本をあまり読まない方が、いきなり認知機能検査のためにイラストを覚えようとしても、なかなか理解できなくて苦労されるのもわかります。
そこで、本にあまりなじみのない方でも楽に確実にイラストを覚える方法はないものかと考えてできた音声教材です。
聞くだけで覚えられるように工夫してあります。
記憶力とは何でしょうか?
年齢に関係あるのでしょうか?
私の知っている30代の女性は、用事があって2階に上がっていったら、何しに2階に来たのか思い出せないことがあると言ってました。
記憶力はあまり年齢には関係ないのかも知れません。
私は現在81歳になりますが記憶力が衰えたと感じたことは一度もありません。
人の名前は思い出せないことはよくありますが・・・。それは若い時からです。
自分の好きだった異性の名前はよく憶えていますね。それは心が動いたからなのです。
記憶は感情といった心が動くと記憶しやすいのです。
例えば自分の右足に熊がかみついたと想像してごらんなさい。しっかり記憶してますね。
こうした心の働きを使って記憶する方法をイメージ記憶法と名づけました。
イメージしやすいようにしてありますので、CDを聞くだけでイラストを覚える「イラストの覚え方」です。