高齢者講習 認知機能検査 テスト問題 2024

高齢者講習 テスト 問題

高齢者講習 認知機能検査 テスト問題への見解

高齢者講習 認知機能検査のテストで行われる内容や問題は、2023年5月に改正が行われてから2024年になっても変更はありません。

2023年5月の改正で変更になった内容は、「時計描写」がなくなったのと、それに伴う点数計算が変わった点だけです。

改正前までにはなかった新たな検査が追加されました。それは免許更新の日前3ヶ年の間に一定の交通違反を起こした人は「運転技能検定」を受けなければならなくなりました。

「時間の見当識」や「手がかり再生」「介入課題」の問題は、この認知機能検査が始まって以来一切変更はありません。

運転免許更新を控えている高齢者の方の中には、テスト問題が変更されているんじゃないかと心配される方がたくさんいらっしゃいますが、問題は何も変更されていません。

もし今後変更されることがあるとしても、いきなり変更ということはありません。少なくとも一年前に変更内容が告知されます。

もし「時間の見当識」や「手がかり再生」の問題が変更されるようなことがあれば、高齢者講習 認知機能検査を今までに受講した人たちとの間に公平性に問題が生じます。

例えば、「手がかり再生」で出題されるイラストが変更された場合、覚えやすいイラスト、あるいは覚えにくいイラストかによって微妙に点数に影響が出ます。

そうなれば公平性が損なわれますので、運転免許の国家試験としては問題となります。ですからそう簡単には変更することは出来ないのです。

おそらく「時間の見当識」「手がかり再生」「介入課題」が変更されることはないと確信しています。

高齢者の方が認知機能検査を受検するのは3年に一回となりますので、問題が変更されなければ、多くの人がイラストなどを覚えてしまって検査の意味がないじゃないのかと思われる方がいらっしゃるのかも知れません。

また、受験の前に当テキストなどでテストの問題を事前に学べば、正しい検査結果とは言えないと思う方もいるかも知れません。

でもそれは杞憂です。高齢者講習 認知機能検査で検査をしているのは、高齢者の方の認知力であり、記憶力なのです。認知力や記憶力の能力を検査しているのです。

認知力や記憶力の衰えた方は、ちょっと前に覚えたことでも思い出せません。ましてや本を読んで理解することなど出来ません。

事前にイラストを覚えて検査に臨んでも、検査さえ合格すれば、その人には認知力も記憶力も正常であるわけですから何も問題はないわけです。

「時間の見当識」の内容

認知力を調べる問題です。
検査が始まる前に検査官が現在の時刻をホワイトボード等にかきます。
回答用紙の時間を記入する欄には、それからどのくらい時間が経過したかを考え、およその時間を記入します。
正確な時間ではありません。だいたいこのくらい時間が経過したかなと思う時間を書けばいいのです。

認知力の問題

時間の見当識の点数(最大15点)

ア「年」 正答の場合は5点
イ「月」 正答の場合は4点
ウ「日」 正答の場合は3点
エ「曜日」 正答の場合は2点
オ「時間」 正答の場合は1点

おわかりのように「時間の見当識」は普通の認知能力のある人にとってはいたって簡単ですね。
問題は「手がかり再生」です。合格するには、イラストの覚え方にかかっています。

「手がかり再生」の内容

「手がかり再生」で実際に出題されるイラストを紹介します。

● パターンAのイラスト パターンA

● パターンAのイラスト パターンB

● パターンAのイラスト パターンC

● パターンAのイラスト パターンD

「手がかり再生」の点数(最大32点)

回答は自由回答と手がかり回答の二つに回答します。
一つのイラストについて
● 自由回答、手がかり回答の両方とも正答の場合は2点
● 自由回答のみ正答の場合は2点
● 手がかり回答のみ正答の場合は1点

回答した言葉に誤字又は脱字がある場合は正答となります。
採点方法の詳細については、警視庁のWEBサイト「認知機能検査について」をご覧ください。

総合点の算出

総合点(100点満点)=1.15×時間の見当識の点数 + 1.94×手がかり再生の点数

「介入課題」の内容

「介入課題」は、「手がかり再生」を出してから、回答するまでの時間を確保するための時間稼ぎの問題であり、点数計算はされません。
間違ってもかまいませんので、このテストの時は、その前に行ったイラストを思い出して覚えるようにすることをおすすめします。

「介入課題」の問題用紙

「介入課題」の回答用紙

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